2019年06月19日

『未来技術奇譚集 素顔のままで』発刊



過去に散発的に書いたSFショートショート8本をまとめて電子書籍『未来技術奇譚集 素顔のままで』として昨日付で発刊しました。

実を言えば、これまでに原稿料に繋がらなかった作品のみを集めたものでありまして、ペンネームでWeb小説サイトに掲載してみたもの(で、あまり読者がいなかったので掲載をやめることにしたもの(涙))や、賞にエントリーしたもの(で、落選したもの(泣))も収録されていて、「そんな売れ残りみたいなもの読まん」なんておっしゃる方もおられるかもしれませんが、8本中3本は未発表の作品ですし、各話10分程度で読めるショートショートで、ちょっとした空き時間で楽しんでいただけますので、是非みなさんのスマホに1本ダウンロードを!

価格99円。ただしKindle Unlimitedで無料で読めます。
posted by osono at 11:42 | 著作

2019年06月04日

王江

1554年に明軍対倭寇軍の大会戦がおこなわれた古戦場、王江(上海の南西約100km)にいってみた。

04E5C4CB-5D07-44C8-8F58-8862BA0C273A.jpeg写真は長虹公園内の大運河にかかる橋で、明代に建造されたもの。三つ穴が空いた橋としては江南地区で最古だそうだ。


4094E8EE-504F-47A6-B82E-E244E4AC2D25.jpeg同公園内に「王江大捷史料陳列」という博物館が今年オープンしたというのでそれを見るのが一つの目的だったのに、閉鎖されていた。土曜日の昼過ぎなのになぜ?いったいいつ開館するのだろう。

23433B9D-6E93-4321-BA28-5BE3430030F7.jpeg王江はどこもかしこも水だらけで、軍隊はどこに布陣しても「背水の陣」の形とならざるを得なかったと思う。士気の低い部隊は最初からおよび腰になってしまったに違いない。この地形をうまく活用できた者が勝利できたはず。

F56605D3-8F0F-4AA6-A2C1-B9AA5CA2C4DA.jpegそして写真は嘉興市の東の双渓橋。「花の舞う海」ではこの場所で主人公の花蓮がわずか500の手勢で1万超の倭寇軍の西進を食い止めるというシーンを描いた。

詳しくは
瓦氏夫人〜倭寇に勝ったスーパーヒロイン
posted by osono at 16:24 | 華東(蘇州、南京、杭州等)

2019年04月16日

『花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語』脱稿!

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ああ、ついに「完」の文字を書くことができた!
『花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語』、ついにひととおり書き終わった。単行本で548ページ相当。まだこれからたっぷり推敲しなくちゃいけないけれども、とりあえずは爽快感・達成感。
本当に辛かったぁ。広西に取材にいったのはいつだったかな、とFBでたどってみると、なんと3年前。3年以上書いていたのか。ああ長かった。。。明代(約500年前)の話なので古文献を読解するのがキツかった。特に『明実録』。テンとかマルがなくてどこで切れるのかが分からず無茶苦茶苦労した。。。書いてる途中で果たして面白くなるのか、物語としてまとまるのか、すっごく不安だった。最後まで書けなかった場合多大な時間が無駄になると、マジ泣きそうだった。。。長い長い出口の光がなかなかみえないトンネルを、ときおり車に追い越されながら、トボトボと歩いているような感じだった。。。
posted by osono at 10:45 | 著作

2019年04月15日

長奶夫人??

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主人公花蓮のモデルである瓦氏夫人について、なにしろ500年前を生きた人なので、伝承や史料のなかには「ほんとかなぁ」と思ったり、「いやいやいや、そんなわけないでしょ」とツッコミたくなるものが結構ある。その一部は小説中になんとかリアリティが出るよう工夫して採用したけれども、バッサリと落としてしまったものも少なくない。

例えば「長奶夫人」、すなわち、瓦氏夫人は乳房が極端に長かったという伝承。騎馬で出撃するときに乳飲み子を背負い、背中の子が泣くと馬を駆ったままで乳房を出して乳をやったという話。これは伝承というより伝説もしくは神話といったほうがいいかな。瓦氏夫人には実子はなかったと思われ、あったとしても領主夫人なのだから乳母がいただろうし、そもそもゴムゴムの実でも飲まずに乳房がそんなに長くなるとは思えないし。中国の他の地域でもこの手の話が語り継がれているようだから、これは女性の武勇を表現するための形容詞のようなもので、500年の年月が流れるうちにいつのまにかに稀代の英雄瓦氏夫人にもあてはめられてしまったのだろう。

でも、非現実的というだけでなく、なんか美しくないので物語中には採用しなかった。

(つづく)

花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語
(5月末にかけて連載中。7月頃まで無料公開予定)




posted by osono at 15:13 | 著作

2019年04月10日

『花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語』連載中4

「花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語」。第1章第3節「勢力拡張」を連載中です。本日にかけて王陽明との出会いのシーンが掲載されました。昨年の一時期陽明学について勉強し、陽明学が難解なため結構苦労して書いた部分です。知の巨人でありながら天才的軍略家でもある王陽明。諸葛孔明に勝るとも劣らないスーパー・ヒーローなのですが、その業績はあまり知られてはいませんよね。ぜひ紹介したいとも思い書きました。「寧波の乱1」あたりからの数話をぜひ読んでみてください。
posted by osono at 00:00 | 著作

2019年03月15日

『花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語』連載中3

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『花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語』第1章第1節「流亡」の掲載完了し、本日より第1章第2節「復興」の掲載始まりました。
第1節第3話の「恋を語る歌の祭りで」は、幼少期の主人公花蓮とのちの覇者岑猛の交流の話で、戦記が多い本作のなかでの数少ないほのぼのストーリーです。広西チワン族には、未婚の女性が歌いながら手作りの刺繍の鞠を意中の男性に放り、男性がそれを受け止めれば結婚を前提とした交際が始まるという優雅な習慣があるのですが、本話ではそれを取り入れています。
恋を語る祭りで
posted by osono at 10:40 | 著作

2019年03月10日

『花の舞う海〜倭寇に勝った女』連載中2

帰順州

『花の舞う海〜倭寇に勝った女』、第5話まで掲載しました。写真は3年前に帰順州(現広西靖西市)で撮影したものをイラスト風に加工したものです。第1話で天真爛漫の幼女花蓮と、のちの広西右江流域の覇者岑猛がこの場所で出会います。この景色があまりにすばらしかったので「オープニングはここにしよう」とすぐに決めました。才能のない僕はストーリーを生み出すのに結構苦労するのですが、この第1話の場面だけは瞬間的に浮かんだことをいまでも覚えています。

第1話「裸の少女が翔んだ」
posted by osono at 10:36 | 著作

2019年03月07日

花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語

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本日よりアルファポリスにてペンネームで『花の舞う海〜倭寇に勝った女の物語』の連載を開始しました(5月末日まで毎日連載)。

16世紀の広西壮族のスーパーヒロイン瓦氏夫人をモデルとして描く大河小説、リアル『ムーラン』です。

ここ3年書き続けていたもので、大変苦労して書いたものなので果たしてこういう形で世に出すべきなのかどうか結構悩んだのですが、なにはともあれ読んでもらわなくてはしょうがないので、ウェブに載せてみることにしました。

ぜひみなさん、読んでみてください。

ウェブ掲載でありいくらでも修正できますので、誤字脱字はもちろん、「内容、こうしたほうがおもしろいんじゃない」といったご意見も大歓迎です。

5月にアルファポリスが主催する『第5回歴史・時代小説大賞』にこの作品でエントリーする予定です。みなさんの票が必要なようなので、5月になったらぜひお願いいたします!
posted by osono at 00:13 | 著作

2019年01月06日

トマム 4年ぶり

トマム。雲の向こうに太陽がうっすら見えていたのでゴーグル越しに日食を見ながらのスキーという希少体験!

トマムは4年ぶり。

4年前、施設の古さとレストランとエレベーターが混みすぎるのが嫌で「もう来ない」と誓い、3年前はルスツへ。

ルスツはウェスティンの部屋が、2階に寝室があるのにトイレが1階にしかない構造と、ホテルからスキーイン・スキーアウトできないのが嫌で「もう来ない」と心に決めて、2年前はキロロへ。

キロロのシェラトンは大変気に入り、「今後の定宿だ」と思ったのに去年再び行ったらサービスの劣化が著しくて(スタッフが外国人の研修生だらけ。シニアの日本人スタッフが横柄。ラウンジの撤廃等々。シェラトンのレビューを見ると星3つを切っていたので結構みんな不満みたい)、もう二度と行かないと心に決めた。

今年はニセコかなあと思っていたのだけど、ゲレンデから遠い上に、大したことがない宿がえらく高いのでやめて、結局トマムに戻った。

でもトマム、施設が古い、レストランやエレベーターが混みすぎ等々が不満。思えば4年前に思ったことばかりで、誓いを破った自分のせいだと気づく。

来年はどうしよう。ニセコにリッツカールトンがオープンするそうなので期待!

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posted by osono at 16:00 |

2018年12月17日

ショートショート(2)

引き続きペンネームでWeb小説サイトにショートショートを書いています。
脳のコピー&ペースト』 
KADOKAWA主催「カクヨムWeb小説短編賞」に本作品をエントリーしています。(ログインが必要となりうっとうしいかもしれませんが)リンク先で星を付けていただけると嬉しいです。
posted by osono at 23:08 | 著作