25日の続きから。
夜は東莞の日本人向け飲み屋を巡った(もちろん「エクスプロア便利帳」掲載記事のため)。1晩で8軒回ったので我ながら精力がある(といっても、うち7軒は覗いてみた程度)。
おもしろいなと思ったのは、まずどの店も判を押したように同じシステムであること。どこでもセット料金は200元でチップはなし、営業時間は19:00〜翌2:00。
そして、どの店も女の子がカワイイ。上海の同じような店に比べればずいぶんと水準が上(のような気がした。多分に個人の趣味の分野であり普遍的なコメントとは言えないが)。日本のおじさんたちがこの街に赴任したなら、かなりの確率で若かりし日を思い出し活動が活発になってしまうだろう。人事担当の方、お気をつけくださいませ。
8軒目に来た時には既に12時をまわっている。店めぐりは終わりにして、その店でそのまま飲んで帰ることにする。
(僕の目には)上海ではなかなかお目にかかれないカワイイ女の子より東莞事情をいろいろヒアリング?していて驚いたのは物価の安さ。彼女の月給は800元なのだそうだ。水商売でありながら月にわずか1万円程度。上海の同じような仕事に比べれば3〜4分の1というところ。
想像するに、当地の方が競争が厳しいのだろう。広東省では工場に出稼ぎに来ている大量の女の子の中からよりすぐりの子が水商売の世界に入ると聞いたことがある。そのため女の子の水準が高く、それでいて給料が安いというわけだ。
また、彼女は2LDKに3人で暮らしているそうだが、その家賃はわずか300元だという。一人300元かと思い「家賃も上海の3分の1程度かな」と考えたが、実はそうではなく、全部で300元なのだそうだ。なんと上海の10分の1に近い。
ちなみに彼女は湖南省の出身。なまりがきつく、会話に結構苦労をした。彼女が「我的房子很チョウ的」(チョウは第四声)と連発した時には結構ひいてしまった。「我的房子很臭的」つまり「私の部屋は臭い」と言ったのかと思ったのだ。実は「我的房子很旧的」(私の部屋は古い)といっているのに気づくのに数分かかった。
その日は銀城酒店泊。東莞では老舗の5つ星ホテルで日本人駐在員で住んでいる人も多いそうだ。
26日、その銀城酒店チェックアウト時にまたキレてしまった。2日連続である。
11時30分頃にチェックアウトしようとしたところ、チェックアウト手続きを一人のスタッフが行っている。このスタッフが手際が悪く、またちょっとしたトラブルもあったようで、僕のすぐ前の客のチェックアウト手続きにひどく時間がかかった。だんだんとチェックアウトを待つ人が増え、列の長さは7人になった。10分ほど待ち、ようやく前の人が終わったのだが、フロントのスタッフは僕よりあとに来た客のチェックアウト手続きをしようとした。
この時点ではグッとこらえ、そのスタッフに対し「オイオイ、僕のほうが先に来たのをわかっているだろう」とアピールするだけにとどめた。
その時、僕より後ろにいた客が、そのスタッフに対して「列も見ていないのか。いったいいつまでかかるのか」と怒った。それに対してスタッフが「いつもは3人なのですが、2人が食事に行っていまして」と言った時、僕はキレた。
「チェックアウト期限が12時なのだから、今が最もチェックアウトの多い時間じゃないか。そんな時に食事に行ったなんて言い訳が通るものか。いつの時代のサービスだ。それに何もしていないスタッフもいるじゃないか」(そのスタッフのすぐ隣には、チェックイン担当なのだろうか、何もしないでボーっとしているスタッフが立っていた)。
僕の怒りに呼応して後ろに並ぶ人々も怒りだした。しかし彼女は「今、他の人が食事に行っています」と繰り返すのみだ。久しぶりにバリバリの国有企業体質のサービスに触れた。しかしこれで5つ星ホテルだというのだから呆れる。
ところで、清算が終わった時、昨夜ミニバーのビールを1本飲んだのと部屋の中にあった地図を購入したことを申告し忘れているのを思い出した。僕はトーンを普通に戻し「すいません。ビールと地図を買ったのを言うのを忘れてました」と言った。カッコ悪い。
その晩、フェリーで香港へ。
2005年06月26日
東莞の女の子には。。。気をつけろ!
posted by osono at 00:00
| 華南(広州、香港、マカオ等)
2005年06月25日
深セン空港のタクシー事情、劣悪!
現在作成中の「エクスプロア便利帳」シリーズの華南版の編集責任者であるY美が東莞の情報が足りないという。そこで他の華南での仕事のついでに、週末を利用して東莞へ行くことにしたのだが、深センから東莞への道のりで非常に不快な思いをした。
深セン空港前のタクシー乗り場に向かうと白タクの勧誘に取り囲まれた。それを押しのけてタクシー乗り場に並ぶ赤いタクシーに乗ると「東莞の道はよくわからない」と言う。当方は「地図があるから大丈夫だ。ともかく行ってくれ」と言うが、車を出そうとしない。要は東莞へ行きたくないのだ。東莞からカラで帰るよりはここで深セン行きの客を捕まえたほうがいいということだろう。運転手は「後ろの方に緑のタクシーがいる。それに乗れ」と言う。
しぶしぶ指差されたほうへ歩くが、行けども行けどもタクシーはいない。結局炎天下の中隣のターミナルまで歩いて緑のタクシーを見つけた。再び白タクの勧誘を振り切って緑のタクシーに乗り込むと運転手は「450元でいいな」と言って走り出そうとする。冗談じゃない。そんなにかかるはずがない。そこで「メーターを使え」と言ったのだが「なら行かない」という答えだ。
やむを得ず車を降りると、またもや白タクの勧誘に囲まれる。もう面倒なので白タクを使うことにして値段交渉。一人が「250元」と言う。当方は「高い、高い。ならバスに乗る」と答える。もう一人が「200元」と言えば、その隣の男が「150元」、さらに隣の男が「100元」と値段が下がっていく。100元ならよかろうと思い、その男について行くことにした。
しばらく歩くと「有料道路代、50元を足してくれ」と言い出した。まあ、150元くらいなら出してもいいと思っていたので、「わかった、わかった。でもそれ以上は絶対ださないゾ」と答えた。
空港ターミナルの1階から2階に行き、2階の出口のところでその男が他の男と少し話しをした後「こいつについて行け」と言った。この時、男が単なる仲介屋であることを知る。言われたとおりについて行き、車に乗る。
しかし、なかなか出発しようとしない。なぜ出さないのかと聞くと「ちょっと待て」としか答えない。どうやら仲介屋が他の人間も連れてくるのを待っているようだ。しばらくすると「有料道路代50元を出せば高速道路で行く、出さなきゃ高速道路は使わない」と言い出した。当方は「何を言う。さっき有料道路代として50元を追加したところだ」と言って拒絶。男は何だかんだと言って値段を上げようとするが、その都度「150元以上は一銭も出さない」と繰り返す。
5分ほどしても車を動かさないので「今すぐ出さないのなら、俺は降りる」と言ったところ、男はのろのろと車を動かし始めた。しかしスピードをあげる気配が全くないので、ここで堪忍袋の緒が切れ、車から飛び降りた。
男はユーターンしてきて、ターミナルビルに向かって歩く私に並行し「わかった、わかった。もう一度乗ってくれ」というが、無視してターミナルへ戻る。
東莞行きのバスもあったのかもしれないが、見つからないので結局深セン行きのバスに乗り、深センから東莞行きのバスに乗り継ぎ東莞入り。深セン空港は、ちょうど深センと東莞の真ん中あたりにある。ひどい遠回りをすることとなってしまった。
この日についてはまだ書いておきたいことがあるのだが、長くなったので、続きはまた明日。
深セン空港前のタクシー乗り場に向かうと白タクの勧誘に取り囲まれた。それを押しのけてタクシー乗り場に並ぶ赤いタクシーに乗ると「東莞の道はよくわからない」と言う。当方は「地図があるから大丈夫だ。ともかく行ってくれ」と言うが、車を出そうとしない。要は東莞へ行きたくないのだ。東莞からカラで帰るよりはここで深セン行きの客を捕まえたほうがいいということだろう。運転手は「後ろの方に緑のタクシーがいる。それに乗れ」と言う。
しぶしぶ指差されたほうへ歩くが、行けども行けどもタクシーはいない。結局炎天下の中隣のターミナルまで歩いて緑のタクシーを見つけた。再び白タクの勧誘を振り切って緑のタクシーに乗り込むと運転手は「450元でいいな」と言って走り出そうとする。冗談じゃない。そんなにかかるはずがない。そこで「メーターを使え」と言ったのだが「なら行かない」という答えだ。
やむを得ず車を降りると、またもや白タクの勧誘に囲まれる。もう面倒なので白タクを使うことにして値段交渉。一人が「250元」と言う。当方は「高い、高い。ならバスに乗る」と答える。もう一人が「200元」と言えば、その隣の男が「150元」、さらに隣の男が「100元」と値段が下がっていく。100元ならよかろうと思い、その男について行くことにした。
しばらく歩くと「有料道路代、50元を足してくれ」と言い出した。まあ、150元くらいなら出してもいいと思っていたので、「わかった、わかった。でもそれ以上は絶対ださないゾ」と答えた。
空港ターミナルの1階から2階に行き、2階の出口のところでその男が他の男と少し話しをした後「こいつについて行け」と言った。この時、男が単なる仲介屋であることを知る。言われたとおりについて行き、車に乗る。
しかし、なかなか出発しようとしない。なぜ出さないのかと聞くと「ちょっと待て」としか答えない。どうやら仲介屋が他の人間も連れてくるのを待っているようだ。しばらくすると「有料道路代50元を出せば高速道路で行く、出さなきゃ高速道路は使わない」と言い出した。当方は「何を言う。さっき有料道路代として50元を追加したところだ」と言って拒絶。男は何だかんだと言って値段を上げようとするが、その都度「150元以上は一銭も出さない」と繰り返す。
5分ほどしても車を動かさないので「今すぐ出さないのなら、俺は降りる」と言ったところ、男はのろのろと車を動かし始めた。しかしスピードをあげる気配が全くないので、ここで堪忍袋の緒が切れ、車から飛び降りた。
男はユーターンしてきて、ターミナルビルに向かって歩く私に並行し「わかった、わかった。もう一度乗ってくれ」というが、無視してターミナルへ戻る。
東莞行きのバスもあったのかもしれないが、見つからないので結局深セン行きのバスに乗り、深センから東莞行きのバスに乗り継ぎ東莞入り。深セン空港は、ちょうど深センと東莞の真ん中あたりにある。ひどい遠回りをすることとなってしまった。
この日についてはまだ書いておきたいことがあるのだが、長くなったので、続きはまた明日。
posted by osono at 00:00
| 華南(広州、香港、マカオ等)
2005年01月29日
次は広州?
広州・深センの商工会のウェブ関連の打ち合わせおよび今月より作成に入った「エクスプロア香港・深セン・広州・東莞便利帳」関連の打ち合わせのための久しぶりに華南巡業中である。しばらく華南に足を踏み入れなかったのだが、ひさしぶりの訪問いくつかの驚きがあった。
まずは広州の新空港。ターミナルは巨大かつピカピカで、いかにも気合が入っているというつくりである。旧空港は「地方空港」というような雰囲気だったが、これで広州の印象もずいぶん異なるものとなった。次に不動産関係の話題が頻繁に行われるようになったこと。上海は、日本人にとってもここ数年不動産ブームだが、ついに広州にもその流れがきたかという感じである。そういえば最近上海で「上海の不動産は高くなりすぎたので次は広州あたりを買おうか」というような話をちらほら聞くようになった。実際広州ではここ1年ほどで物件によっては2倍近くに値が上がっているそうで、これから広州において日本人による不動産投資の流れが始まるのかもしれない。裾野産業の広い自動車企業の進出により、広州に住む日本人は急増している。「上海」「上海」と大騒ぎしているが、次の中国ブームは広州が中心になるようにも思う。
広州から香港へ移動。深センで入出国することに比べ広州−香港の直通列車は入出国ともに速やかなのでかなり快適である。その列車の中で、このサイトでブログももっておられる丸紅コンサルティングの水野さんに会う。自分の斜め前の席である。広い中国の中での恐ろしい偶然にしばし感動した。
写真は香港の歩道橋だが、各ステップに過去のオリンピック開催地と開催年が記されている。一番上のステップは北京である。「ふ〜ん。香港も北京オリンピックを盛り上げているんだ」と妙に関心して撮った一枚。
まずは広州の新空港。ターミナルは巨大かつピカピカで、いかにも気合が入っているというつくりである。旧空港は「地方空港」というような雰囲気だったが、これで広州の印象もずいぶん異なるものとなった。次に不動産関係の話題が頻繁に行われるようになったこと。上海は、日本人にとってもここ数年不動産ブームだが、ついに広州にもその流れがきたかという感じである。そういえば最近上海で「上海の不動産は高くなりすぎたので次は広州あたりを買おうか」というような話をちらほら聞くようになった。実際広州ではここ1年ほどで物件によっては2倍近くに値が上がっているそうで、これから広州において日本人による不動産投資の流れが始まるのかもしれない。裾野産業の広い自動車企業の進出により、広州に住む日本人は急増している。「上海」「上海」と大騒ぎしているが、次の中国ブームは広州が中心になるようにも思う。
広州から香港へ移動。深センで入出国することに比べ広州−香港の直通列車は入出国ともに速やかなのでかなり快適である。その列車の中で、このサイトでブログももっておられる丸紅コンサルティングの水野さんに会う。自分の斜め前の席である。広い中国の中での恐ろしい偶然にしばし感動した。
写真は香港の歩道橋だが、各ステップに過去のオリンピック開催地と開催年が記されている。一番上のステップは北京である。「ふ〜ん。香港も北京オリンピックを盛り上げているんだ」と妙に関心して撮った一枚。
posted by osono at 00:00
| 華南(広州、香港、マカオ等)