虹橋駅へ行き、切符売り場で僕は確かに「いちばん早くに南京に着く列車を」と言った。
しかし切符売りのおばさんがくれたのは「いちばん早くに上海を出発する列車」の切符だった。
乗車したのは12:40発。杭州始発で上海虹橋駅を経由する列車である。
乗って車内アナウンスを聞いて「しまった」と声を出した。途中停車駅が6つもある。
ipadで検索してみると、僕の列車の南京までの所要時間は1時間54分。3分後に出る次の列車は32分前に、15分後に出る次の次の列車は25分前に、20分後に(虹橋駅ではなく)上海駅を出る列車は13分前、25分後に虹橋駅を出る列車は8分前に南京に到着する。
つまり僕は、東京から名古屋へ行く場合に例えるならば、「のぞみ」ではなく、「ひかり」ですらなく、「こだま」に乗ってしまったのだった。
あたまにきたので、帰りは奮発して「商務座」に乗っちゃうことにした(なぜ「あたまにくる」と、「高い席に乗る」ことにするのか、そのあたりは正しく説明し得る因果関係はない。ここでいう「ので」は、「Therefore」ではなく「所以」だ、と言えばなんとなく説明になっているだろうか)。
料金は429.5元。往路の一等軟座は219.5元だったので、約2倍。でも所要時間がほぼ同じ大宮−仙台間の「はやぶさ」は普通席(つまり中国の二等軟座相当)で10170円であることを考えれば安い。
座席は飛行機のシェル・フラットシートとほぼ同じ。寝て移動できるので、これなら上海−北京間にも使えそう。
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