「カレンシー・ウォー 小説・日中通貨戦争」
12月16日発売開始です。
右のアマゾンのアイコンをクリックして下さい
本作品は僕にとって初めて世に出す長編小説ですが、実はこの作品の前に既に書き終わり、現在文学賞の結果待ちの小説があり、さらに現在執筆中の小説とあわせて、近代日中関係史についての三部作となる予定です。
背景となる年代は、現在執筆中のものが1926年11月から1935年11月までで、最初に書きあがったものが1937年7月から1940年2月まで。そして本作が1938年2月から1942年12月までですから、本作が世に出るのは最初ですが、扱う時代としては最も遅いということになります。
日本が中国占領地域において独自の通貨を発行し、経済的挑戦をしかけていった史実に沿って物語は進行します。第一部では主人公である元大蔵官僚が、中国側通貨の法幣駆逐を目指し奔走し、第二部では主人公がイギリス財務官とアメリカ人の中国国民政府顧問に「エコノミストの力で戦争終結を早めよう」と誘われ、その発案にのり暗躍を始めます。
歴史の話や為替レートなど数字の話が多いので、中国近代史に興味がなく、かつ日経新聞なんて読まないというかたには少々読みにくいかもしれません。しかし中国近代史と経済のいずれかに興味があるかたには楽しんでいただけると思いますし、中国の歴史を扱った小説と経済小説のいずれも好きだというかたには、自分で言うのもなんですが、本当におすすめの小説です。
この記事を「いいね!」と思った人も思わなかった人も、
何かを感じた時は是非ポチッと!↓↓↓
何かを感じた時は是非ポチッと!↓↓↓