ジェームズ・リカーズ著
藤井清美訳
朝日新聞出版
投資家ブロガーのブログを見ていて、そこで紹介されていたので購入した本。のちには日経新聞にも書評が載っていたので、結構売れているに違いない。
僕がこの本に興味をもったのは、間もなく発行する本(カレンシー・ウォー 小説・日中通貨戦争)とタイトルが非常に近いため。もちろん内容は全然違うのだけれども。
さて、この作品。
冒頭部分は、主人公が軍関連の通貨戦争シュミレーションに参加するという話。いかにも興味深いし、実際読んでいて、「ああ。なんておもしろいんだろう。こんな小説書きたい」などと思っていた。
しかし小説的なのは全11章のうちの最初に2章だけなのであった。
残りは、過去から現代までの通貨にからむ国家間の争いについての説明が延々と続く。もちろんそれ自体もおもしろいテーマではあるのだけれども、小説だと思って読み始めれば、なんともがっかりし、最後まで読むのがつらくなってしまったのだった。
読み終わるのに1か月くらいかかった……
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