2006年09月28日

SK-IIもふんだりけったり

先日、中山公園のカルフールの入るショッピングモールに行ったところ、入り口の最も目立つ場所に陣取っているSK-IIの販売ブースの電気が落とされていた。SK-IIといえば元々上海の女性に最も高感度の高かったブランドのうちの一つ。なんとも寂しい感じ。

SK-IIはP&G傘下のMAX FACTOR社のブランドなので「アメリカ・ブランド」というべきだろう。しかし上海の人々はSK-IIは日本のブランドで「そんな有害なものを中国に売りつけるなんて、やっぱり日本人はケシカラン」と思っている。

報道で知ったのだけど、中国で売られているSK-IIのほとんどは日本からの輸入品で、今回問題となったのも日本からの輸入品ということ。中国の報道では「日本P&G社のSK-II」と書かれていることが多く、これではSK-IIが日本ブランドと認識されるのもやむをえない。

しかしSK-IIのホームページに載っている説明によれば、どうも本来は販売店を閉めなければならないほどのことではないようだ。日本ブランドと認識されさえしなければ営業を続けられたのかもしれないと思うと何とも気の毒なこと。

今回の報道で、P&G自体も日本のブランドと認識されるようになってしまったのかもしれない。それはP&Gにとって得か損か。少なくとも何か問題があった時のバッシングが異常に強くなる、という点では損ではある。

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posted by osono at 00:00 | 中国社会・外交など