2010年06月02日

ロスト in 深セン(4)

The followings take place between 9pm and 1am.....

21:00:00
21:00:01
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飛行機を降ろされ、搭乗ゲートに戻るしかし、まともな説明なんてありゃぁしない。遠くで何やら口論していた空港職員と乗客の一団が、突如一方向に動きだした。よくわからないが、ついていかねばならない。


競歩状態で集団を追いかけている時、短裙子嬢が前方を歩いているのを見つけた。小走りで追い付き、状況を尋ねてみる。

「どうなっているの?どこに向かっているの?」
「ホテルで休憩するそうよ。またバスに乗るんだって」

再びバスに乗せられ20分。昼とは違うホテルにつれてこられた。やはり二人一部屋らしい。しかし今度はオーバーナイトとなる可能性が濃厚である。一人部屋を確保しなくてはならない。

ホテルフロントにて
「一人部屋にしてほしいんですけれども」
「二人で一部屋です」
「知らない人と寝ろとでもいうんですか?そりゃ無茶でしょう」
「航空会社のルールですから」
「さっきのホテルで一人部屋にしてもらうために100元払ったんですけど。ホテルがかわったのは航空会社側の都合ですから、一人部屋にしてもらえませんかね」
「当ホテルでは、一人部屋にするのには300元必要です」

到底おとなしく300元払う気はしない。

外を見れば、さっきまでの豪雨が小雨に変わっている。今晩中に飛べるのなら、ここで300元払ってしまったら大いに後悔する。。。

しばらくロビーで待ってみることにした。


22:30:45
22:30:46
22:30:47
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30分ほど待っただろうか。なんら進展はない。

フロントの職員が各部屋に電話をかけ始めた。
「航空会社の厚意で、2階のレストランで夜宵(夜食)が提供されます。どうぞご利用ください」
――そうかぁ、、、夜食かぁ、、、300元で夜食を食べると考えて、一人部屋をもらうかぁ――

要は、理由さえあればいいのであった。フロント職員に300元を支払い、キィーを受け取った。


22:55:25
22:55:26
22:55:27
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部屋はかなり広かった。ただし広いといっても、バスルームが部屋の3分の1くらいを占めている。バスルームだけでビジネスホテルの部屋くらいの広さがある。とはいえ、バスタブもトイレもシャワースペースもサイズは普通なので、洗面台の前がだだっ広いのである。鏡に裸の自分を映しながらエクササイズでもしない限り、まったく意味がないつくりである。

湿度100%の中で全身にまとわりついた汗を洗い落とし、広いベッドで一息ついてから2階のレストランに向かった。「夜食が出る」と聞いて払った300元である。むだにするわけにはいかない。

出されていたものはなんと粥だけであった。鍋が二つ置かれていたが、どちらも粥。せめて片方がピータン入りで、もう一方が鶏入りではないかと思いお玉で中を探ってみたが、どうかき回してみても具が見当たらない。

慄きながらも300元の高級粥を茶碗にとり、振り返ると、奥のほうは既に照明が落とされた寂しいレストランで、人々が粥をすすっていた。

せめて短裙子嬢がいないかと見回してみたが、短裙子嬢どころか長裤子婆すらもいない殺風景なレストランであった。やっと黄巾の乱が始まった宮城谷三国志を開き、一人の夜食を済ませ、部屋に戻る。
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0:59:58
0:59:59
1:00:00
to be continued......


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posted by osono at 00:00 | 華南(広州、香港、マカオ等)