2010年06月08日

ロスト in 深セン(5)

The followings take place between 1am and 5am.....

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身体の中のほうから疲れが浮き出る感じで、PCを開いて仕事をする気もしない。こういう時は、NHKを見て頭を休めるのが中国出張の基本だけれども、日本のテレビも映らない。ベッドの正面はガラス張りで、その向こうに無駄に広いバスルームが見えている。その中心にある鏡をボーっと見つめる。

「さあ、寝よ」と、つぶやいて電気を消し、ベッドに入ってしばらくすると電話が鳴った。

「航空会社から連絡がありました。空港行きのバスが出ますので、ロビーまで降りてきてください」
「え!こんな夜中に飛べるのですか?」
「そうだと思います。なるべく早く降りてきてください」

これが2時間前であればよろこんだだろうが、ほとんど眠りに落ちる寸前である。「ああ、300元損したぁ」などとぼやきながら着替え、荷物をまとめて部屋を出た。


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バスで空港へ。真っ暗のバスの中で考えていたことは。。。

明日(もはや今日だが)、朝早くからゴルフの予定があり、車でピックアップしてもらう場所が上海の西の外れなので、ちょうどそのピックアップ場所にあるホテルを予約している。あの激安(を示す名称)で有名なホテルである。上海市内に多数店舗あり、結構名が通っていて日本人の宿泊も多い割には一度も泊まったことがないので、ともかく一回泊まってみたいと思っていた。

もはや上海には行けないものと思っていたのだが、捨ててもそんなに悔しくもないホテル代(ついさっき無駄にした300元よりも安い)に、まさしく不幸中の幸いと思っていた。

ところが、窓から空を見上げれば星空である。どうやらついに上海に行けそうだ。ホテル到着時間は4時過ぎとなろう。安宿のフロントは、そんな時間にちゃんと開いているのだろうか。。。


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昼に離陸し損ねてからは既に半日が経過している。このあたりになると乗客の間で遭難者的な連帯感が生まれてきている。特に外国人である僕はなにかと気を使ってもらえる。

空港にバスが到着し、何のアナウンスもなく降ろされて戸惑っていると、ビジネスマン風のおじさんに「オレについて来い」と先導してもらった。搭乗口で待たされている時、搭乗口そばの椅子が空いておらず立って宮城谷を読んでいると、僕よりは年上と見受けられるおばさんに席を譲られた(もちろん固辞したけど)。

搭乗口で待つこと約20分。そして飛行機内で待つこと再び約20分。ついに飛行機が動き出した時、機内では拍手が起こった。

離陸したのは覚えていない。途中2〜3回意識が戻ったが、短裙子嬢のスカートがやっぱり短いのを確認しては眠りに落ちた。

ランディングの軽い衝撃で目が覚めた。上海に着くころは夜が明け始める頃、と思っていたが、窓の外は深い霧である。この霧で上海には降りられず、南京に着陸、なんてことがあれば、この話は48時間かかってしまうところだが、霧の向こうにおぼろげにターミナルビルにオレンジ色の文字で「上海」と書かれているのを確認できた。

閑散とした早朝のターミナルビルを抜け、タクシーに乗り、予約してあるディスカウントホテルへ向かう。
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to be continued...


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posted by osono at 00:00 | 華南(広州、香港、マカオ等)