2008年10月27日

もはや神に頼るしかないのか

週明けの大反発を期待していたが、日本株は今日も下げた。豪中銀は為替介入を実施したそうだが効果なし。


昨今の世界経済の大混乱は、結局のところアメリカ人の赤字体質が根本原因。


アメリカは毎年数千億ドルの貿易赤字を垂れ流している。アメリカ人は収入以上に出費を続けており、さらに財政も、2000年前後の一時期を除きずっと赤字。この家計の赤字と財政の赤字の分がそのまま貿易赤字になる。


この赤字額は海外からファイナンスされなくてはならない。なにしろ、ず〜っと赤字なのだから要ファイナンス額はどんどん膨らんでいく。しかし借りる額が増えるにつれ、普通に債務を引き取ってもらおうと思っても難しくなってくるので、新しい金融商品を作り、それに信用が得られる仕組みを施し、流通させる。「実体経済」に対する金融経済が巨大化した所以である。



しかし永遠に借金をし続けることなどできやしない。どこかで必ず成り立たなくなる。今回の金融危機はこの大規模な世界経済の矛盾のゆり戻しといっていいだろう。ちょうど大陸プレートが他の大陸プレートの下に沈みこんでいき、歪みが限界に達し元に戻る時に大地震が発生するのと同じだ。


巨大な借金矛盾。どうすれば解消されるのか。ひとつの方法はドルの減価、すなわち円高ドル安。90円台前半まで来てずいぶん高くなった円だが、ひょっとしたら80円とか、さらには誰もが想像していない50円とかのレベルに行くこともありえなくない(まあそこまでいくとさすがに協調介入があるからまず考えられないけど)。


ガイウス・ユリウス・カエサルは、歴史の表舞台にでる前に、今の金銭でいえば数十億円にもなる借金をしていたそうだ。それ以来ずっと欧米人には借金を善と考える体質があるといえば飛躍し過ぎだろうけれども、アメリカ人の赤字体質はちょっとやそっとでは変わらない。となると、今回の金融危機を乗り越えても、同じことが繰り返されることになる。赤字をファイナンスをするのは200兆円超の対外資産を持つ日本人が常に中心にならざるを得ないが、そのたびに円高により、日本からアメリカへ富が移転してはたまらない。キリギリスが得をしアリが損をし続けるということだ。



起死回生の策は円建ての米国債の発行。そうすれば円高による債務帳消しができないので、日本からアメリカへの富の移転も発生せず、また、アメリカにも根本原因=国民の赤字体質をなんとかしようという機運の発生につながろう。まあ、アメリカが認めるとは思えないが(でもカーター政権の時に発行の例がある)、来月15日の緊急金融サミットで決まったりしないものか。


カエサルは大借金王だったと同時に相当の女好き、それも人妻キラーだったのだそうだ。自由過ぎる性はキリスト教の普及とともに抑制されたのだろうけれども、借金の方はそうはいかなかった。ところが最近アメリカで、教会で資産管理を教えているところもあるのだとか。経済混迷の根本原因解消へ向け、神の見えざる手が働き始めたのかもしれない。



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posted by osono at 00:00 | 日記