2005年04月22日

とりこし苦労?いやいや油断はいけません。

広州に着いた。SARSの頃がそうだったように、飛行機はガラガラに違いないと思っていたが意外にもほぼ満席だった。観光客は中国旅行をキャンセルしても、ビジネスマンはこのくらいのことでは出張を取り止められないらしい。

タクシーは、日本人ではないふりをしなくてはならないと思い、まず国際線到着ロビーから国内線の到着ロビー前のタクシー乗り場へ向かった。しかしこの偽装工作は若干後悔した。新しい広州空港は異常に大きく、歩いて10分以上かかるのだ。その上まだ朝晩は肌寒い東京から来たものには広州の蒸し暑さはこたえる(昨日は30度に達したそうだ)。

タクシーの中では、残念なことに話し好きな運転手である。「どこから来たのか」と尋ねられれば「上海から」と答え、「なに人か」と尋ねられれば「アメリカ人」と、いちいち嘘をついてしまった。

しかしどうもこれは過剰反応だったらしい。その後日本人の方々とミィーティング&夕食会だったが、誰も私ほどは危険は感じていないようだ。服装のみならずメガネや髪型まで「いかにも日本人」という感じは避けなくてはいけないと思っていたのに。

昨日書いた、日本で買ったボーダフォンを中国で使えるかどうかの実験の件、残念ながらダメだった。中国のSIMカードを入れても認識してくれない。ただ聞いた話では、日本のボーダフォンには本体に海外のSIMカードを使えない仕組みが組み込まれているのだそうだ。さらに日本にはそれを有料で解除するサービスもあるとか。

本日より上海でモーターショーが始まったが、今テレビで、会場に来た上海人がインタビューに答えて「今の状況では日本車は買いづらい」と言っているのが流れている。このことから思うのは日本製品不買運動は自己矛盾であるということ。ミクロ経済学的に考えれば、マーケットでは供給者にはもちろん、ほとんどの需要者もマーケットで決まる価格で売買することによって利益が生まれる。不買運動は供給者である日本企業に損害を与えるが、需要者である中国の人々にも確実に損害を与える。日本車を買いたいのに不買運動のために日本車購入をやめる人は明らかに損をしているのだ。ただし、中国国内では得をする人もいる。日本企業製品の競合品を生産している企業だ。言い方を変えれば資本家が得をし、一般大衆が損をする。デモの主体は、そう、不買運動で損をする人々なのである。

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久しぶりに中華のスペアリブ。調味料を使うとウイグル料理の味に


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posted by osono at 00:00 | 中国社会・外交など