2005年04月24日

「日本人か?」と聞かれたら

今日は多数の上海在住日本人と話をしたが、やはりみんなタクシーでは国籍を偽っているらしい。「韓国人」と答えるそうだ。ほぼ全員が韓国人と名乗っている。私は、もし運転手が朝鮮族だったらすぐばれると思いアメリカ人と称してきたが、韓国人といっておけば、中国人にとっては韓国語も日本語も似ているので、仮に車内で日本人からの電話を受けて日本語を聞かれたような場合でも嘘がばれにくいというメリットがあるようだ。運転手達は、「最近妙に韓国人が多いなあ」と思っているに違いない。

家の周りを歩いてみた。領事館の周辺は戒厳体制である。武装警察がずらりと並び、また領事館前の道はコンテナで完全に封鎖されている。虹橋エリアの日本料理店は内外装の修繕を進めている。既に営業を再開している店が多いようだ。

CDMAでインターネットに乗ることができるPCカードが欲しくて徐家匯のコンピュータショップが多数入る雑居ビルに行く。ついでに過去に何台か携帯電話を買い、すっかり顔なじみになっている店に、新機種の有無のチェックのために立ち寄ってみた。販売員のオバチャンと談笑していると、すぐとなりにいた購入を迷っていた女性に日本語で「日本人ですか?」と問われた。日本語ができるのだからそんなに日本人に悪感情をもっている人ではないだろうが、わざわざそんな質問をしたところを見ると、日本人が人ごみで(小さな店舗と人でごちゃごちゃしている)堂々と買い物をしている姿が昨今珍しかったのかもしれない。私が小さく「はい」と答えると、その女性はとなりにいた男性に対し「他是日本人」(「かれは日本人だ」)と伝えた。それを聞いてオバチャンは、「そう、彼は日本人」といった後、私のほうを向いて「日本人は(中国人にものを売って)中国人のお金をとるのはよくないでしょう」と笑いながら、でも大きな声でいった。少しひやりとした。こちらは「この店で何台も携帯を買ったじゃない」と切り返す。すかさずオバチャンは私のとなりにいる女性客に対し「そう。彼はここでいっぱい買っているのよ。この店は安くて信頼できるからよ」と、私の発言をセールストークに使っていた。

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急いで外装の修繕を進める栄焼肉


ああ、だめだ。眠い。ちょっと文章が舌足らずだが今日はここまで。


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posted by osono at 00:00 | 中国社会・外交など