で、雲南行きを決めたのだが、せっかく雲南省まで行くのだから、数年前にシャングリラにオープンしたというバンヤントリーのリゾートにも足をのばしてみることにした。
8時発の飛行機で上海から麗江へ。昆明で一度降りるので結構時間がかかり、到着したのは12時過ぎ。そしてタクシーで麗江の中心へ。話し好きの運転手にいささかうんざりした。要は観光するときには自分を呼んでくれということだったけれども、結局名刺は受け取り「必要なら電話する」と言って車を降りた(もちろんその後電話はしていない)。
チェックイン後、古城へ。古城は世界遺産に登録されている古い街並みの残る場所である。
その人の多さにびっくりした。古城には確かに古い建物が並ぶが、その各建物にはみやげ物店、レストラン、バーなどが入っている。そしてそれらの店がぎっしり並んだ細い路地に、旅行者が溢れんばかりにうごめいている。
麗江に来たのは今回で3回目。1回目は確か1996年で上海商工クラブの旅行で訪れた。当時のことはあまりよく覚えていないが、少なくともこんなに世俗的ではなかった。しかし麗江は1997年に世界遺産として登録され、それに昨今の中国人による国内旅行の爆発的増加が加わり、麗江の姿はすっかり変わってしまったようだ(2回目は2000年だが、旅程の都合で移動のために夜に立ち寄っただけなので、何も見ていない)。
夕食後、再び古城へ。夜は一層にぎやかと聞いていたので散歩がてらにいってみた。昼間以上とも思える人ごみの中を抜けてバーの集中する一角に近づくと、大きな歌声が聞こえてきた。小さな川を挟んで両岸にバーが並んでいるのだが、その各バーの客たちが声を合わせて歌っている。みんな同じ歌を歌っているのだが、店ごとに歌うタイミングがずれており、まるで100のグループが「かえるの歌」の輪唱をしているかのような状態になっている。ちなみに歌っている人たちは、ほとんどがいい年をしたオッサンである。日本ではちょっと考えられない。
この記事を「いいね!」と思った人も思わなかった人も、
何かを感じた時は是非ポチッと!↓↓↓
何かを感じた時は是非ポチッと!↓↓↓
【中国他地域(雲南、海南等)の最新記事】