2012年08月23日

アスペルガーに関するあまりにひどい判決(4)

「第2 具体的な量刑」の2においては、検察官の求刑を超えて重い刑を科す理由として「社会内で被告人のアスペルガー症候群という精神障害に対応できる受け皿が何ら用意されていないし、その見込みもないという現状の下では、再犯のおそれが更に強く心配されるといわざるを得ず、この点も量刑上重視せざるを得ない」としている。

「精神障害者は街に出るな」と言っているようなものである。

この論法によれば、例えば、被告が死刑にも成り得る犯罪を犯したとした場合、「受け皿がないから死刑にしてしまえ」という結論が導かれることになってしまう。

それに判決要旨は「受け皿が何ら用意されていない」と決めつけている。しかし、精神障害者を、医師の判断により、行動制限を伴う入院をさせる措置入院の制度がある。

裁判官及び裁判員には、障害者に対する、時代錯誤な差別の意識がある。

明らかに誤った判決だが、これがもし裁判員制度によったがために出された判決だったとすれば、裁判員制度の欠陥を露呈したと言わざるを得ない。




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posted by osono at 22:42 | Comment(0) | おかしいと思うこと