2012年05月22日

北京=槐樹、上海=プラタナス

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旧横浜正金銀行北京支店


北京の街を印象付けているのは、いかにも社会主義国といった感じの巨大な建物と広い道路、街じゅうに点在する歴史的建造物。そして、美しい街路樹だと思う。

北京の代表的な街路樹といえば槐樹である。槐樹は中国原産のようで、排気ガスに強いことから街路樹によく使われるのだそうだ。

街路樹なら、その太さは直径二、三十センチ程度だが、戦前の北京の財務官事務所(日本の大蔵省の海外出先機関)には直径六十センチはある槐樹が立っていたという。大蔵省は四合院を借りて財務官事務所としていた。槐は夏になれば白い花をつけるが、これだけの巨木なら、八月末頃に花びらが散ったあと、四合院の外院は一面真っ白い花びらで覆われたことだろう。

一方で上海の街路樹といえばプラタナスである。モザイク模様の幹とカナダの国旗のような葉が特徴的な木である。

鄭蘋如らがジェスフィールド76号の首魁、丁黙邨暗殺を企てた際、刺客は静安寺路(現南京西路)の街路樹に身を隠したのだろうか、などと想像したが、当時(1930年代)の写真を見ると、プラタナスの幹はひょろっと痩せており、身を隠すほどの太さはなかったようである。

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posted by osono at 00:03 | Comment(0) | 華北(北京・天津)