それを昨夜、やってしまった。
夜中の2時にホテルに戻ってきてエレベーターにルームキィーを差したが、部屋の階のボタンを押せない。
何度やってみてもダメである。
「OPEN」ボタンを押して扉を開きフロントに行く。
「このカギ、使えないんだけど」
フロント嬢(けっこうかわいい)はパソコンをパチャパチャ叩き、
「チェックアウト日を過ぎたから使えなくなりました」
(そんな馬鹿な)
と、思いつつもよ〜く考えてみれば、確かにチェックアウト日は今日だった(24時を過ぎているので、正確には昨日だった)。
1泊分追加の料金を訊くと、急な宿泊のためかえらく高かった。
でもしょうがない。今から路頭に迷うわけにもいかない。
フロント嬢は
「お仕事だったのですか。お疲れ様」
と笑顔で言いながら、キィーをつくってくれた。もちろん働いていたわけではなく、飲み歩いていたのに、である。
愛そうのないスタッフが多いウェスティンの中で、彼女の笑顔が見られたのがせめてもの救いなのであった。
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