消費税。なぜもっと細切れに上げていくことにしなかったのだろう。
一気に3%上げれば、そりゃあ消費は歪む。ちょうどいま自宅の外壁塗装の見積もりをとっているのだけれども、3%違えば支払い金額の違いは10万を大きく超える。業者さんがどちらもずいぶんと熱心なのは、やっぱり今年4月以降の受注の落ち込みがかなり大きいためなのだろう。
いま、来年10月に予定どおり2%引き上げるかどうかが論議となっているけれども、ゼロか2、ではなくて、改めて細切れな引き上げを考えてみればいいんじゃなかろうか。
例えば、ちょっと前倒しで来年4月に0.5%、それから半年ごとに0.5%、とかね。そうすれば、1年遅れの2016年10月には2%引き上げに追いつく。で、半年ごとの0.5%引き上げをそのまま続けていく。15年間とか。
そうすれば、
*消費税導入時や今年3月のようなひどい駆け込み需要は起こらないし、
*黒田さんのインフレ目標2%は期限までの達成はどうやら難しそうだけれども、半年ごとに消費税を0.5%ずつ上げていけば、年間で1%のインフレが発生するのとほとんど同じことになるし。
(消費を遠い将来に伸ばすと消費のための支払金額が大きく増えてしまうので、耐久消費財などの高額消費については緩い前倒しの効果が出て、税率引き上げが続いている間、貯蓄の圧縮効果があり景気に対してはポジティブに働くはず。で、高齢化で日本の貯蓄が足りなくなるころまでに引き上げを終え、貯蓄を正常に戻す)
*消費税引き上げがあると、レストランがメニューを修正するコストなど、社会に負担がかかるけれども、細切れにかつ完全に定期的に上がることが決まっていれば、それに対処したメニューの書き方をすることなどで、そういったコストも小さくてすむだろうし。
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