CITI GOLD口座は、口座に50万元以上をキープすれば本来かかるはずの月々の口座手数料(200元)が免除され、日本のCITI口座からの振込手数料が無料になるというもの。でも日本のCITIは撤退してしまったので送金でのメリットはなくなり、また、一昨年の夏、人民元安が進む気配があり、定期預金の利子率もずいぶんと下がったことから口座残高を減らしたくなった。
そこで上海古北の支店に行って、平口座(5万元をキープすれば月の口座維持手数料が免除される)に変更してほしいと依頼したところ、支店担当者いわく、「口座ステータスを変更するのは手間がかかる。5万元以上キープすればGOLDステータスを保持するから、変更しないでよろしい」とのことで、変更するのをやめて、口座残高を5万元ピッタリにまで落とした。
ところが昨年9月、月の口座維持手数料200元が引き落とされていた。話が違うじゃないかと抗議したら、ルールが変更となり、平口座で5万元をキープしていても手数料がかかるようになった由。
口座にお金を置いておくだけで残高がどんどん減っていくのではたまらない。それに、ちょっと前に(HSBCではそんなこといわれないのに)セカンドIDの登録が必要といわれたり( http://osono.sblo.jp/article/113185648.html )して、なんだか面倒なので口座をクローズする決心をした。
CITIの人によれば、預金の全額を定期預金として普通預金(セービング・アカウントと決済アカウント)の残高をゼロとしておけば口座維持手数料は引かれないとのことだったので、5万元を定期預金にし、満期には元本と利子が全額ロールオーバーされるようにして(普通預金の残高が常にゼロになるようにして)口座解約のタイミングを見計らうことにした。
そして3月7日、定期預金にしてあった5万元+利子が満期を迎えた。手数料200元を引かれてはたまらないので満期日の朝にATMに行って1日の現金引出限度額の2万元をおろし、残金3万元+利子をネットバンキングでHSBCの口座に送金。口座残高を完全にゼロにしてCITIの和平飯店支店へいって口座をクローズした。
口座をクローズしても紙の一枚もくれないのであっけないものだったけれども、何年ものあいだもっていた口座を閉じると、なにやら感慨深いものがあった。いつまでたっても中国に絡んでいるが、なんだかちょっと中国から卒業したような気分がした。