2016年12月28日

悪徳企業から子供を守らなくちゃ (2)

image.jpeg子供の興味は目まぐるしく変わる。季節ごとに変わるといってもいい。息子の興味は今年の夏はベイブレードに夢中だった。朝起きても、夕方幼稚園から帰ってきてもベイブレード。週末は朝、昼、晩。ところが秋になるとベイブレードは下火になり、今度はポケモン・ガオーレに夢中になった。

前回書いたとおり、いま息子がはまっているポケモン・ガオーレにはかなり問題があると思っているのだけれども、ベイブレードの前にブームだった戦隊ヒーローやライダーからはさらに遠ざかってくれたことにはホッとした。

僕は戦隊ヒーロー/ライダーが乱暴な大人を作ってしまうのではないかとけっこう本気で心配している。戦隊ヒーロー/ライダーには殴る・蹴るシーンがあまりに多い。子供はすぐまねをする。見始めてすぐに息子は僕のことを殴り蹴るようになった。基本的にはじゃれている程度であり痛くもないので「まあいいか」と思っていたのだけれども、彼がなにかで怒ったときに、僕の鼻をゲンコツで殴ったときは、さすがに「これはいかん」と思った。対象が僕に限られるのならばまだいいが、妻のこともときどき蹴るし、バーバをぶったときにはさすがに叱りつけた。幼稚園で友達を殴るのではないかと心配している。

考えてみれば僕は人を殴ったことは一度もない。テレビではしょっちゅう誰かが誰かを殴るシーンがあるけれども、たいていの人は生涯で一度も人を殴らないのではないかな。殴らなければならない状況におちいることもない。それなのに戦隊ヒーロー/ライダーは殴る蹴るだらけで、それを見た子供は確実に影響される。戦隊ヒーロー/ライダーを見続けた子供は将来暴力的になるのではないかと心配するのだけど、考えすぎかなぁ。

そういえば、ディズニー・チャンネルでは人を殴ったり蹴ったりするシーンは非常に少ない(昨年放送が始まったドラえもんでジャイアンがのび太を殴る程度かな)。敵を爆破したり殺戮するするシーンは見たことがない。オーストラリアで息子が見る子供向けの放送でも暴力シーンは見かけない。国が規制しているのか、それとも製作者が自粛しているのかはわからないけれども、暴力シーンを垂れ流す日本のテレビは特異なのではなかろうか。

「子供番組の暴力シーンを規制せよ」と主張したならば、「日本はアニメ大国。日本の強い産業をつぶしたいのか」とか批判されそうだけれども、他国が規制し、または自粛して作成しない暴力的アニメを売りつけ儲けているのだとすれば、180年前にイギリスが阿片を中国に売って儲けていたのと似ているような気がするのだけれども。

posted by osono at 23:09 | おかしいと思うこと

2016年12月06日

悪徳企業から子供を守らなくちゃ(1)

ここ数日DeNAのキュレーションサイトが問題になっている。DeNAといえば、数年前にはコンプリートガチャの問題があった(あのときはグリーがめだっていたけれども、DeNAやバンダイもコンプリートガチャをやっていた)。いずれも企業が利益を追求するあまりに社会に損害を与えたという事例なのだけれども、同様の観点から昨今僕が問題だなぁと思っているのが『ポケモンガオーレ』。

ポケモンガオーレはポケモンを捕まえるアーケードゲーム。主に玩具店に設置されており、ゲームの内容は単純で、おそらく5歳から8歳くらいの子供を対象としている。

このゲーム。結構お金がかかる。

まずプレーを始めるのに100円。

ポケモンとバトルをし、捕まえたあと、ポケモンをディスクにして排出するのに100円かかる。

ここでやめてもいいのだが、子供たちはやめられない。ポケモンが雄叫びをあげ、新たなポケモンを呼ぶのだ。
持ってないポケモンが現れれば当然欲しくなるので、100円を追加投入してバトルをし、さらに100円を入れてディスクを排出する。

でもまだ終わらず、ポケモンが再び雄叫びをあげて次のポケモンを呼ぶ。子供はまたまた100円を投入してバトルをして、もう100円を入れてディスク排出。

計600円也。

もちろんバトルを1回でやめ、ディスクにしなければ100円で済むのだけれども、子供たちはディスクを集めたくてプレーしているのだし、レアポケモン(レアポケモンをもっていると次回以降のバトルで有利に戦うことができる)は何度もプレーしなければゲットできないので、とても100円では我慢できない。子供の心理を巧みについて100円玉を吸い上げていく仕組みになっている。

それ自体では何の価値もないカード(ディスク)を集めさせ、それを繰り返すうちに偶然に特別なもの(レアポケモン)を得られる仕組みで消費者の射幸心を煽って利益をあげる、というのは、まさにコンプリートガチャと同じ。絵合わせ行為ではないので景品表示法違反とはならないのだろうけれども、法が守ろうとしている消費者の利益は損なわれている。それに、コンプリートガチャの場合、被害を受けたのはティーンエイジャーが主だったけれども、ポケモンガオーレの場合は5〜8歳くらいの幼児を対象としているので一層悪い。

自分の子供が6歳になり、営利追求ばかりを考えるために子供相手にあくどい商売をする企業が目につくようになってきた。ポケモンガオーレ以外にも問題だと思っているものがあるので、それらについてもいずれ書かなくちゃいけない。

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写真は本文とは関係なくて、東京都水の科学館。
無料なのに結構おもしろくてためになった

posted by osono at 01:15 | おかしいと思うこと