2013年01月24日

北方領土問題に注目

どういうわけだかあまり話題になっていないが、僕は北方領土交渉に大いに注目している。

おそらくは日本の政権交代のために延期となっていたプーチン大統領と森喜朗元首相との会見が画策されているという。

プーチンは問題解決に意欲的のようであり、会見が実現すれば北方領土問題になんらかの進展があるかもしれず、ひょっとしたら年内の完全解決もあり得るのかもしれない。

どういう形であってもいいから、この長年の問題が解決することをものすごく期待している。島自体には大きな経済的価値はないとしても、ロシアとの間で平和条約が締結され、資源の面での協力関係が構築されることによって日本に大きな利益をもたらすだろうし、そういうおカネのことを考えなくても、隣国との争いが一つなくなることは大いに喜ばしいことだと思う。小さい頃に学校で北方領土問題の存在を聞き、隣国との間に争いがあることに、なんとも悲しいような感じがしたものだ。

ロンドン・オリンピックの凱旋を見るために銀座に集まった群衆の多さに、僕はなんだか、1937年の南京戦のあとの日本での提灯行列を見るようで、恐ろしいような、気味の悪いような感覚を抱いたのだが、北方領土問題が解決したならば、それが日本にとって大幅譲歩となったとしても、国民みんなで街に繰り出して大いに祝ってもいいほどの良い大事件ではないかと思う。

四島の完全返還は不可能なことは明らかであって、よって、どんな形で妥結されても、それに文句を唱える人は必ずいるだろう。自民党は、参院選を前に冒険をしたくないと思うかもしれない。

でも、北方領土問題を解決した人は、十年後にはおそらく英雄とみなされる。本年、目先の利益や外野の声に惑わされずに、この問題が取り組まれることを切望したい。

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posted by osono at 17:40 | Comment(0) | へえ〜 そうなんだぁ

2013年01月23日

通貨戦争の始まりなのか?

円安が一服してしまっている。

その大きなきっかけとなったのがいわゆる「甘利発言」。政府内より円安の弊害を指摘する声がちらほらと聞こえるようになっている。

もうブレたのか、と思い、開いた口がふさがらなくなった。

円高はデフレの最大の原因であった。アメリカやギリシャなどで起こった問題は円高というルートを通じて日本に波及した。円高が日本経済に悪影響を及ぼしているのは明らかだが、その退治は国際的に容認されにくいので、今までの軟弱政権では円高を退治することができなかった。しかし安倍さんは円高に真っ向から立ち向かうと約束し、その姿勢を国民は評価して、衆院選で自民党を大勝させた……

のに、もう円安を警戒する発言である。


18日の日経朝刊には「円安の行き過ぎリスク」というタイトルの記事が掲載されている。冒頭部分には

「円安は、輸出企業の利益を増やすが、輸入価格の上昇によって消費者の購買力を減らす。円安によるインフレ期待は、株や不動産などの資産価格を上昇させるが、潤うのは資産家と企業だけだ。この格差の拡大が景気を回復させることはまずありえない」

とある。

この文章、おかしい。

「円安は、輸出企業の利益を増やすが、輸入価格の上昇によって消費者の購買力を減らす」……本当にそうだろうか?「輸出企業の利益を増やす」は正しくても、「消費者の購買力を減らす」は疑わしい。

「円安によるインフレ期待は、株や不動産などの資産価格を上昇させるが、潤うのは資産家と企業だけだ」……本当に「潤うのは資産家と企業だけ」なのだろうか?

「この格差の拡大が景気を回復させることはまずありえない」……仮に「格差の拡大」が正しいとしても、果たして「景気を回復させることはまずありえない」と結論づけることができるのか?なぜそう言えるのか?

マクロ経済的に言えば、通貨高によって増加する対外直接投資によって、資本輸出国では労働者から資本所有者への所得再分配が発生する(それが労働組合が資本輸出に反対する理由である)。通貨安の場合はその逆を考えればいいのであって、資本所有者から労働者への所得再分配が発生する。

つまり理論的には、円安によって労働者の実質給与が上がるのではないかと考えられるのだ。

確かに円安によって得をする人と損をする人とが出てくるだろう。

しかし全体としては、円安によって国は潤う可能性が高い。

円安批判を行うのであれば、そのあたりを理解した上でしなくてはならない。

イギリスから、日本の通貨安政策を非難する声が聞こえてきた。

このまま円安政策が続けられる限り、国外からのこういう声は一層強くなっていく。

通貨戦争とは、拙著「カレンシー・ウォー」でも触れたとおり、一般的には通貨安競争である。日本はこれまで負け続けてきたのだから、少々の円安でも以前の負け分と相殺という感じだが、他国はそうは考えない。日本は通貨戦争を仕掛けているとみられてもしょうがない。

安倍政権はそれに怯まずに初志を貫徹できるのだろうか。それともいままでと同じで外圧に弱い国であり続けるのだろうか。

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posted by osono at 14:58 | Comment(0) | おかしいと思うこと

2013年01月16日

アンドロイドから“携帯”へダウングレード

keitai.jpg時代に逆行している、というべきかもしれないが、アンドロイド携帯の使用をやめ、既に「懐かしい」といっていいのかもしれない、ふたつ折れの以前使っていた携帯を引っ張り出してきて使うことにした。

なぜかというと、スマートフォンとしての機能、すなわちメールを読んだり、ブラウザで調べものをしたり、地図をみたり、各種アプリを使ったりはipad miniを使えばよく、アンドロイド携帯のために“パケット定額”の料金を支払い続けるのもバカバカしい、と思ったから。ipad miniはダウン・ジャケットの内ポケットに入ってしまうので(少なくとも冬の間は)携帯電話のように気軽に持ち歩くことができる。

携帯電話の使用はもっぱら受け手としてであり、こちらからかけることなど日に一度あるかないかなので、料金は各種割引のない最低料金のものとした。これまで携帯料金は月に7000円ほどだったのが、今後はおそらく月に800円ほどとなる。

6000円/月以上の節約。ささやかだけれども、ちょっと嬉しい。




posted by osono at 21:10 | Comment(0) | 日記

2013年01月14日

孫への贈与 2500万円まで非課税に?

相続税については、小規模宅地等の特例は縮小の方向にあり、さらに基礎控除は5000万円から3000万円に引き下げる予定らしい。つまりこのところ課税強化の方向にある。

一方で、今日の朝刊で、贈与税について孫への2500万円の贈与が非課税になる見込みと報じられていた。

よくわからない。

相続税の強化と完全に逆行するような措置じゃないの。

いったい何がやりたいのかわからない。

課税強化がいいとか悪いとか、そういうことを言いたいのではない。どちらか一つに統一すべきだと思う。そうしないのであれば、政策に思想がないと言わざるを得ない。行き当たりばったりとしか思えない。

贈与税の非課税は、高齢者の金融資産を教育資金に充てさせることによって高齢者の貯蓄を切り崩す、という景気対策の側面があるのかもしれないが、そういうことは所得税などでやるべきであって、相続や高齢者から孫への贈与という、長期的観点でなされる経済行動を課税の対象とする税でやるべきではない。

税制においては重要な原則はいくつかあるけれども、やたらめったに変更しない、というのも重要な原則の一つだ。どんな悪税でも、事前に決まっていて、かつそれが長期にわたって変更がなされないのであれば、人は誰でもその税制に合わせて行動することができるので公平だということができるが、税制が変更されると、たまたまその税制で有利になる人とか有利な状態に容易に変われる人と、そうでない人との間で不公平が生じる。

高齢者の金融資産は、現状は銀行預金や証券投資などを通じて企業投資に向けられるが、それを教育投資に振り替えようとする政策と言うことができるかもしれない。でも、日本の将来のために教育投資を促進すべきみたいな議論はよく聞かれるけれども、それが企業投資よりも重要であるというコンセンサスは社会で既に形成されているのかなぁ。

企業投資よりも教育投資のほうが、実際に投資にまわされる率が高く、よって景気対策になると考えられているのならば、それにも疑問がある。2500万円を贈与しても、それがすぐに使われることはなく、大部分は貯蓄されて、何年にも分けて使用されることになるに違いない。むしろ景気には逆効果だろう。

この措置は、投票率の高い高齢者世代にウケのいい政策を出すという選挙対策と疑いたくなる。

相続税強化によって落ちる人気を、贈与税非課税によって相殺しようとしていると言ってもいいかもしれない。

そもそも教育費に2500万円が必要なのか、という問題もある。2500万円の贈与などと縁がない大多数の世帯の不満が募るだけのような気もする。

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posted by osono at 14:07 | Comment(0) | おかしいと思うこと

2013年01月07日

ルンバが来た

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iRobot Roombaを買っちゃった。

前々から注目していたのだけれども、段差に弱いとか、日本の狭い家屋では実力を発揮できないなどの評判があったり、値段が高いことなどから購入を躊躇していたのだけれども、先日親戚宅で元気に働いているのを見て、その翌日にアマゾンで注文した。

価格は、10万円程度するものと思い込んでいたのだけれども、最上位機種でも5万円強に過ぎなかった。

廊下とリビングやベッドルームとの間の1センチ弱段差なら、力強く乗り越えていく。

ゴミを探してくるくる回ったり、よたよたと進む姿は愛らしさを感じる。動きの一部始終を目で追っていたくなる。「腹減った〜」と言いながらバッテリー・ベースへゆっくりと戻っていく様を見ると、可愛くて、もう抱きしめてやりたくなるくらいだ。

嬉しくて一日に何度も作動させ、今、うちには、文字通り塵ひとつ落ちていない。

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posted by osono at 10:02 | Comment(0) | 日記

2013年01月05日

小浜島の星野リゾート

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年末に石垣島と西表島の中間あたりに浮かぶ小浜島に行ってきた。

「冬の沖縄なんて天気は悪いし泳げないし、何がいいの」
なんて言う人もいたけれども、海を見たらマリンスポーツをせざるを得ないという年齢ではもうないし、身体を動かしたければリゾート内にあるゴルフ場に行けばよい(プレーをしなかったのでコースの良し悪しはコメントできないけれども)。

極寒の東京を逃れることができ、リゾートのスタッフはフロントやレストランはもちろんのこと掃除や芝刈りの従業員もいつでも笑顔で迎えてくれるのが気持ちがいいし、「空きがありますので」と、露天のジャグジーとサウナのあるスイートにアップグレードしてくれたのも嬉しかった。

不満といえば、食事はリゾート内の二つのレストランでとらざるを得ず、三食を全てそこで食べるというのは、なんだかが合宿生活をしているようで少々しんどかったことくらい。
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posted by osono at 10:25 | Comment(0) |