2010年05月26日

ロスト in 深セン(3)

The followings take place between 6pm and 9pm.....

18:00:00
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18:00:02
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昼食を取り損ねていたので、ホテル1階にある上島珈琲“もどき”のカフェで軽食をとった。

まずい。

ものすごくまずい。

その上、何か固いものを噛んだ。

ついてない。。。

吐き気を我慢しながら部屋へ戻る。


18:22:15
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だるい。朝からしたことといえば、空港までタクシーに乗り、空港からホテルまでバスに乗っただけなのだが、何とも疲労感があり、何もする気がしない。パソコンのふたを開けてみたものの、無線でインターネットにつなぐ気力がない。暑さの中でトラブルに巻き込まれることは、知らず知らずのうちに体力を損耗してしまうようだ。

上半身裸になり、ピンクのベッドカバーのかけられた丸いベッドの上でしばらく放心状態となる。多数の男女がここで楽しいことをしたかと思うと、一層疲れが増してくる。

テレビをつけてみたものの、日本語放送はおろか、CNNも見られない。妙に厚化粧の美女が出ている日中戦争ものの番組を選局した。興味があるわけではないが、画面に美人が映っているだけでもましではある。

ドアがノックされた。急いでTシャツを着てドアを開けると航空会社のスタッフと思しき女性が立っている。

「これから空港に行きます。すぐにロビーに集まってください」

思いもかけない吉報である。

「噢!知道了!」


19:05:21
19:05:22
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空港に到着した。結局ホテルの滞在は約2時間。ホテルまでの往復に約1時間を費やした。こんなことなら空港でそのまま待っていたほうが楽だった。部屋占有のために100元を無駄にしたこともかなしい。

再び雨が降り出したが、飛行機に乗ることができた。3人掛けの窓際の席で、となりには、長くツヤのある髪が柔らかげな20代半ばとみられる女性。スカートが短く、細く白い足に視線を落とさないためには少なからずの精神力が必要だった。

「我们辛苦了!」
そんな言葉がきっかけだったと思う。深センには何のようで来ていたかとか、上海のどのあたりに住んでいるとか、しばらくそんな会話をした。視線を下に落とさないように注意しながら。

会話が途切れたところで、壁に頭をつけて目を閉じたら、いつのまにか眠りに落ちた。窓の外の雨はかなり強くなっているようだ。


20:52:21
20:52:22
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機内アナウンスで目が覚めた。寝ぼけた頭では内容がよくわからない。

隣席の彼女に状況を尋ねると、やさしげな唇からおそろしい一言を発した。

「キャンセル・・・」


20:59:58
20:59:59
21:00:00
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to be continued......
posted by osono at 00:00 | 華南(広州、香港、マカオ等)

2010年05月21日

ロスト in 深セン(2)

The followings take place between 3pm and 6pm.....

15:00:00
15:00:01
15:00:02
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小走りの人々の後を追いながら現在の状況を考えてみた。

すなわちおそらく、天候不順で使用機材が深センに降りられず、広州に着陸してしまったということなのだろう。それなら、その飛行機が、雷雲が去るのを待って深センに飛んでくるのに早くても2時間はかかる。それから出発準備をし、飛び立つまでには、合計で3時間はかかるに違いない......

チェックインカウンターにつくと、既に人であふれている。とても並ぶ気がしないので、戻って、東方航空職員嬢に、改めて現在の状況と対処方法を尋ねに行くこととした。バッグから宮城谷「三国志」を取り出し、セキュリティチェックの長い列を抜けて搭乗ゲートへ。

僕「いつくらいに飛べそうですか?」
嬢「わかりません」
僕「いつになったら分かりますか?」
嬢(ちょっとイラっとしながら)「わかりません」
僕「今日中には飛びますよね?」
嬢(ちょっとイライラっとしながら)「わかりません」

まったくもって埒が明かないので、あきらめてPCを開き、
メールの処理でもしながら気長に待つこととした。


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15:22:00
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東方航空職員嬢が何もいわずに立ち去ってしまった。今後どうなるとも、どうしろとも、何のアナウンスもなくである。

少々不安になってきた。搭乗ゲートには10人ほどしか残っていない。
同じ便に乗るはずだった人たちはどこへいってしまったのだろう。
そう思い、PCを閉じ、セキュリティチェックを再び逆行して、空港ロビー内をうろついた。

チェックインカウンターにあふれていた人々はどこかに消えてしまっていた。

インフォメーションデスクの前に人がたまっているのを見つけた。
「5328 X&%#*!」
「&●〒 5328 ☆÷!」
何やら、カウンターのこちら側とむこう側で、乗るはずだった飛行機の便名を叫びあっているようだ。便名以外はよく聞き取れない。

しばらくすると、カウンターの向こう側にいた空港スタッフの一人が、
「5328便の方は私についてきてください」
と言い、カウンターから出てきて、出口に向かって歩き出した。よく分からないが、ついていくこととする。

ターミナルビルを出たところには、2台のバスが待っていた。どうやらこれに乗って、ホテルへ連れて行かれるようである。しかし、たまたまインフォメーションデスクのそばにいたからいいようなものの、もし他のところにいたらどうなっていたのだろう。。。


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バスに乗ること20分ほどでホテルについた。

ここで休憩しろということだが、2人で1室らしい。

37683b_3.jpg誰かが「知らない人と2人で1室はないだろう」と叫ぶ。
「航空会社の規定だからしょうがないのです」とフロントの職員。
「でも、今晩ここで泊まることになったらどうするんだ」
「100元追加でお支払いいただければ、一人部屋をご用意します」

さすがに、知らないおじさんと同衾するのはかなわないので、100元を支払って鍵を受け取った。


部屋に入って驚いた。ベッドが丸いのだ。さすがに回転はしないようだが、ベッドの真上にはシャンデリア。そしてベッドの横のテーブルには、避妊具、男性用ローション及び女性用ローション(男性用と女性用とでどう違うかは分からん)、そしてなぜか男性用下着及び女性用下着が陳列されている。

どう見てもラブホテルなんである。100元の追加料金を払ったのは正解だった。
こんな部屋に知らないおっさんと放り込まれていたら、と思うと背筋が寒くなる。

なんだか不健康な感じがするので、部屋を出て、フロントの職員に「30分ほどでてきます。航空会社から連絡があったら携帯電話に電話してください」とメッセージを残し、散歩に出る。

そういえば雷雲はどこかへ消えている。もう4時過ぎだというのに、南方特有の強い日差しが首に射した。
to be continued......
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2010年05月19日

ロスト in 深セン(1)

The followings take place between 11am and 3pm.....

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11:00:03
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今日は上海で19時から打ち合わせがあるので、14時30分深セン発の飛行機に乗る予定である。

いつも中国国内出張では事前予約をせず、空港で次に出る飛行機に飛び乗るのだが、今回はめずらしく航空券を予約してある。先週のある日、C-Tripで座席の空き具合を見ていたら、一本だけ他より100元ほど安いチケットを見つけたからだ。元来のセコイ性格が頭をもたげ「今を逃したら100元余計に払わなくならなくなる」と思うと、思わず購入せずにはおられなかった。


13:18:58
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13:19:00
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深セン空港にまさしく到着しようという時、水野真澄氏から電話がかかってきた。

とある件で振り込みを依頼していたのだが、「口座番号が違うぞ」とお怒りである。タクシーの中でPCを開け、ネットバンキングで口座番号を確認していたら空港についてしまった。PCを開けたままタクシーから降りたら、ディスプレイに大粒の水滴。空を見上げると雨雲が広がりつつある。

このドス黒い雲が、これからのつらい24時間を予告していたとは、考えもしなかった。。。


13:30:58
13:30:59
13:31:00
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深セン空港ターミナルに入ると、ちょうど上海便の搭乗開始の案内をしていた。いつもならこの便に乗ったことだろう。しかし今回は事前予約がしてある。チェックインカウンターではなくボーディング・パス発券機に向かう。チェックイン・カウンターでチェックインすると、単純に飛行機の前の方から座席が割り振られていくので、しっかりと希望をいわないと真ん中の席にされてしまったりする。しかし発券機を使えば、並ぶこともなく、座席指定も空席を見ながらできるので大変便利だ。

搭乗ゲートへ向かう。セキュリティチェックのところに長い列ができているが、出発までまだ1時間近くあるので、単行本を読みながらのんびりと待つ。宮城谷「三国志」の1巻・2巻の冗長さは、おもわず数ページを読み飛ばしてしまいたくなるほどだが(なにしろ、三国志でありながら、曹操が初めて出てくるのが2巻の真ん中あたりなんである)、こういう時間をもてあます時に読むにはぴったりではある。

遠くで、ずず〜ん、という腹に響くような音がした。雷か?


14:19:58
14:19:59
14:20:00
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出発予定時刻まであと10分だというのに、まだ搭乗が始まらない。どうしたのだろうと思っていたら、ゲートに立っていたて東方航空職員が

「飛行機が広州に行ってしまった」と状況説明を始めた。広州に行ってしまった、って、飛行機の迷子かぁ?

続けて東方航空職員嬢。「上海航空の上海行きの飛行機は深センにいる。急ぐ人はいったん外に出て、チケットを変更する手続きをとるように」

搭乗を待っていた人たちが一斉に駆け出す。早い。。。僕はというと、変更手続きが面倒だという意識があり、ゆっくりと人々の後をついていった。


to be continued......
posted by osono at 00:00 | 華南(広州、香港、マカオ等)

2010年05月14日

上海万博

37355_1.jpg

どうやらあまり混んでいないという噂なので、上海万博へ行ってみた。


確かに、思っていたほどではない。入場ゲートにはまったく列はなく(誰も並んでいないのに、長蛇の列を想定して柵でつづら折りに道が作られているので、10メートルくらいの距離をおそらく10倍ほど歩かされたには閉口した)、また、一定時間ごとに上映される映像アトラクションがないパビリオンは、ほとんど並ばずに入ることができる。


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西蔵南路切符売り場&“高架歩道”。人がいない。。。


ただ、人気の日本館や日本産業館は2時間30分待ち。とてもじゃないけど並べない。


Dゾーン→Eゾーン→Aゾーン→Bゾーン→Cゾーンと、文字通り駆け足で回り、上海万博を完全制覇した気分(人気パビリオンは一つも見ていないけど。。。)


歩行数は約15000歩。ちょうどゴルフ1ラウンド分くらい歩いた。

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しかし日本産業館は2時間30分待ち
posted by osono at 00:00 | 上海

2010年05月12日

カード決済とレート

完全に読者を意識しないブログに成り下がってしまったが。。。


クレジットカード決済の損得メモ

使用カード VISA
使用日 4/23
利用額 2626元
引落額 36915円
適用レート 14.058
当日の公定レート 13.689
かい離率 2.70%

使用カード AMEX
使用日 4/26
利用額 932元
引落額 13121円
適用レート 14.078
当日の公定レート 13.794
かい離率 2.06%


2%以上かぁ。切り上げが遠のいた今や、HSBCで中国に送金して、両替してキャシュで払ったほうが得だ。
posted by osono at 00:00 | 中国経済

2010年05月09日

鳥やす【中山公園店】

人気店だけど店内うるさすぎ。
posted by osono at 00:00 | 上海

2010年05月07日

ということで、一応

ということで、なんとかツイッターとの連動はうまくいったようだ。

ブログを更新すると、自動的にツイッターにもメッセージが登録される。
posted by osono at 00:00 | 上海エクスプローラー

戻れない

おかしい、ツイッターのリンクからブログへ戻ってこれないじゃないか。
posted by osono at 00:00 | 上海エクスプローラー

2010年05月06日

すごく時間が。。。

すごく登録に時間がかかったので、もう一回挑戦。文字数テストもかね。これで40文字
すごく登録に時間がかかったので、もう一回挑戦。文字数テストもかね。これで80文字
すごく登録に時間がかかったので、もう一回挑戦。文字数テストもかね。これで120文字
すごく登録に時間がかかったので、もう一回挑戦。文字数テストもかね。これで160文字
posted by osono at 00:00 | 上海エクスプローラー

久々のブログエントリー

久々のブログエントリーですが、
これはテストなのです。
posted by osono at 00:00 | 日記